ニュースレター

第40号 平成30年から配偶者控除が大きく変わります平成29年9月19日

ごあいさつ

こんにちは、永澤です。
9月も半ばを過ぎ、暑さもだいぶ落ち着いてきたように思います。 みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今月のニュースレターは配偶者控除、配偶者特別控除の改正についてです。

平成30年から配偶者控除が大きく変わります

今年の改正で来年以降の配偶者控除と配偶者特別控除が大幅に変更になりました

  1. 合計所得金額が1000万円を超える人(注)は配偶者控除も配偶者特別控除もできないことになりました。 (注)給与収入なら1220万円を超える人です
  2. まず、従来の「控除対象配偶者」を「同一生計配偶者」と名称変更しました。 次に、この「同一生計配偶者」のうち、合計所得金額が1000万円以下である納税者の配偶者を「控除対象配偶者」と規定しました。
  3. また合計所得金額が900万円以下の納税者について、その配偶者の合計所得金額が85万円以下の場合、その配偶者を「源泉控除対象配偶者」と呼ぶことにし、配偶者控除または配偶者特別控除の満額控除の対象としました。
  4. 配偶者控除と配偶者特別控除の控除額が、納税者の所得金額に応じて段階的に減少するように変更されました。
  5. 配偶者特別控除については、これまで配偶者の合計所得金額が38万円超76万円未満でしたが、来年からは38万円は据え置きで上限が123万円以下となり、少し拡大しました。

源泉徴収事務も大きく変わります

  1. 上記3の「源泉控除対象配偶者」に該当する場合、来年からは、配偶者控除だけでなくこれまで年末調整で処理してきた配偶者特別控除も、月々の源泉徴収の段階で控除します。
  2. 月々の源泉徴収の後、年末調整で確定させる、2段構えで処理することになります。
  3. 従業員の合計所得金額が900万円を超え1000万円以下で、その配偶者の合計所得金額が 123万円以下の場合、配偶者控除または配偶者特別控除を月々は調整せず年末調整で一括控除します。
  4. 従業員の合計所得金額が900万円以下でも、配偶者の合計所得金額が85万円を超え123万円以下なら、やはり年末調整で一括控除します。
  5. 前年末に申告した給与所得者と配偶者のそれぞれの合計所得金額は、あくまで見積金額なので、年の途中で区分が違うことがはっきりしたら訂正しますが、遡ることはしなくてよいとされています。

その他

  1. 源泉控除対象配偶者の合計所得金額の上限である85万円は、給与収入では150万円に相当します。この150万円という金額の根拠は、最低賃金の全国加重平均の時給千円で1日6時間、週5日勤務で年48週間を乗じた年収144万円を切り上げて算出したのだそうです。
  2. コンピューターで処理しますから計算自体はできますでしょうが、計算以前の名称変更や源泉徴収の区分の変更等、相当煩雑そうで、今から戦々恐々としています。

(森 郁美)

 〜〜編集後記〜〜

9月の連休のシルバーウィーク、秋分の日と敬老の日を含む連休のことと思っていましたがそうではないようです。ハッピーマンデー制度によって敬老の日が第3月曜日に移動になったことで、土日や秋分の日とうまい具合につながり、5日以上の連休になったものを「シルバーウィーク」と呼ぶそうです。2017年、今年は3連休なのでシルバーウィークではありません。過去にシルバーウィークとなったのは、2009年、2015年で、次は2026年になるそうです。
休日、娘たちはそれぞれの時間を過ごすようになってきたので、自分の時間を持てるようになってきました。はりきりすぎて夏の疲れを残さないように気をつけながら、過ごしやすいこの時期を楽しんでいきたいと思います!
みなさまもお元気で、爽やかな秋を満喫されますことをお祈り申し上げます。

 (永澤祐美子)