ニュースレター

第39号 税務行政の将来像 ~スマート化を目指して~平成29年8月16日

ごあいさつ

こんにちは、星野です。
残暑が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
8月に入り、暑い日が続いたかと思うと急に涼しい日があったりで毎朝天気予報のチェックが欠かせません。

国税庁から公表されました
税務行政の将来像 ~スマート化を目指して~

財務省設置法第19条には、国税庁の任務として、内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現が定められており、申告納税制度の下で、納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現することが、国税庁の使命(ミッション)とされています。

そのため、国税庁では、納税者サービスの充実に努めるとともに、適正な申告を行った納税者の皆様が不公平感を抱かないよう、適正・公平な課税と徴収の実現に努めているところです。

今後も、納税者の皆様の理解と信頼を得て、国税庁のミッションを十分に果たしていくためには、その時々における課税や徴収上の個々の課題に的確に対応していくことはもとより、税の執行上の課題を中心に税務行政の透明性の観点から、中長期的に目指すべき将来像について国税当局として考えていることを明らかにし、着実に取り組んでいくことが重要と考えています。

そこで、以下のように「税務行政の将来像」として取りまとめ、公表されましたのでご紹介します。

税務行政の将来像」の概要

ICTの活用による納税者の利便性の向上と事務運営の最適化を通じ、納税者の信頼を確保するためスマート税務行政を目指すとしています。

その中身は、

①ICT社会への的確な対応として  税務手続きのデジタル化を図り、税務署に出向かずに簡便に手続きが完了する環境とする。

②納税者の利便性の向上として  カスタマイズ型の情報配信、税務相談の自動化、申告・納付のデジタル化の推進を図る。

③課税・徴収の効率化・高度化として  申告内容の自動チエック、軽微な誤りのオフサイト処理、調査・徴収でのAI活用を行う。

④重点課題への的確な取組として  国際的租税回避への対応、富裕層に対する適正課税の確保、大口・悪質事案への対応に取り組む。

としております。

この将来像は、情報システムの高度化、外部機関の協力を前提として、現時点で考えられる概ね10年後のイメージを示したものだそうです。

このメッセージは、 ①ICT ・AIの進展、②マイナンバー制度の導入、③経済取引のグローバル化、④定員の減少と申告の増加⑥調査・徴収の複雑・困難化などの環境の変化に対応して考えられたものと思われます。

以上、簡単にご紹介しましたが、例えば③の課税・徴収の効率化・高度化の項目について、詳しく見ていただきますとマイナンバー制度やICT活用によって、所得の補足がかなりなされる状態となることがおわかりいただけるものと思います。詳細は国税庁ホームページに掲載されておりますからご覧ください。

納税者の良識を信じて適正な申告・納付をする納税者を増やし、軽微な誤りは、ICT・AIによりソフトに是正し、悪質な脱税者には組織的な厳しい対応をとり是正することはもとより、繰り返させないようにするとの精神が見えてきそうでありますがいかがでしょうか。

(今野拓治)

 〜〜編集後記〜〜

今年は8月11日の山の日が金曜日だったため、例年よりお盆休みが長かったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
政府は来年度から、子供の夏休みなど長期休業の一部を別の時期に移し、親にも一緒に休暇を取るよう促す「キッズウイーク」の導入を目指しています。フランスやドイツでは渋滞や混雑緩和などの目的でこういった休暇の分散が行われているそうです。来年の夏休みは帰省ラッシュがいくらか緩和されているでしょうか。
8月も中旬を過ぎ、夏の疲れが出やすい頃です。
みなさまもお体に気を付けてお過ごしください。 (星野奈緒子)