ニュースレター

第34号 セルフメディケーション(自主服薬)税制平成29年2月06日

ごあいさつ

こんにちは。永澤です。立春とは申しますが、2月のこれからが寒さの本番ではないでしょうか。
最近のお天気では、1月30日に28年ぶりに20℃を超える暖かさ。そしてカラカラのお天気が続いていて先月中旬から末日にかけての降水量が0.0ミリ、これは41年ぶりだそうです。
何年振り…が続いて始まった2月ですが中旬までは低温少雨のお天気が続く予想だそうです。このお天気で低温乾燥を好むインフルエンザも猛威をふるっているようですので、みなさま体調管理にお気をつけになってお過ごしくださいませ。

セルフメディケーション(自主服薬)税制

 今回は、医療費控除の特例として創設された「セルフメディケーション税制」についてご紹介します

「セルフメディケーション(自主服薬)税制」は、従来の医療費控除の制度はそのままで、平成28年度税制改正で新たに創設されて、平成29年1月から正式にスタートしています。
これまでの医療費控除は、年間の医療費が10万円(総所得が200万円未満の人は総所得の5%)超の場合適用となっていましたが、特例では対象となる医薬品の合計金額が年間で1万2000円を超えれば適用され、超えた分の金額(上限は8万8000円)が所得控除できるというものです。
医療保険各法等の規定により療養の給付として支給される薬剤との代替性が、特に高い一般用医薬品等の使用を推進する観点から導入され、ふくらみ続ける国の医療費負担を抑える手立てのひとつといえそうです。
特例の実施は、平成29年1月1日から平成33年12月31日までの5年間で自己又は自己と生計を一にする配偶者その他親族に係る特定一般用医薬品等の購入費を支払った場合において、その年分の医療費控除について従来の制度と特例の制度が重複する場合には、どちらかを選択して適用することになります。

対象となる医薬品とは、「スイッチOTC医薬品」と呼ばれ厚生労働省が定める成分を含んでいることが条件で、もともと医師によって処方されていた薬をドラッグストアーで一般に販売できるように転用した医薬品のことで,風邪薬、胃腸薬、鼻炎用内服薬、肩こり・腰痛の貼付薬など1500品目を超えるそうです。
詳しい対象品目一覧は厚生労働省のホームページで「セルフメディケーション税制対象品目一覧」として個別に確認ができます(2か月毎に更新されるようです)。
店頭で対象品かどうか確認するには医薬品のパッケージに「セルフメディケーション・税・控除対象」の識別マークが印刷されるので、購入の際に確認ができるようです。
また、ドラッグストアにおいてはレシートの対象医薬品に目印(星印など)を付けて消費者に告知するようですが、特例は今年導入されたばかりですので、対象医薬品かどうか不明の場合は薬剤師などに相談するのもよさそうです。

今年購入した分の医薬品で控除を受けるには、来年確定申告が必要となりますが、購入時のレシートなどの領収書が添付書類として必要になります。
また、その年中に健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行ったことを明らかにする書類(当該居住者の氏名、取組を行った年、取組に係る事業を行った保険者の名称等の記載があるもの)を添付することも必要ですので、特定健康診査、予防接種、定期健康診断、健康診査、がん健診(一定の取組)などを受けて、その結果通知書(コピー可)を提出する必要があります。

試算の例としては、課税所得400万円の人が対象医薬品を20,000円購入した場合には、8,000円(20,000円-12,000円)が課税所得から控除されるので、減税額としては、所得税が1,600円(8,000円×20%)、個人住民税では800円(8,000円×10%)の減税効果になるとイメージされます。

以上のとおり、特例を使った確定申告は来年からとなりますが、今年購入する対象医薬品の領収書や結果通知書は保管しておく必要がありますので注意しましょう。

       (今野拓治)

 〜〜編集後記〜〜

確定申告のシーズンが始まります。1月末からお目にかかったお客様もいらっしゃいますが、ほとんどのお客様がこれからです。
この時期になると、岩崎先生が「確定申告はお祭りです!」とおっしゃっていたのを思い出します。お祭りのようにみなさまにお目にかかれるのを楽しみながら、処理はきっちりと進めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 (永澤祐美子)